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春先の女王スズメバチ捕獲器3種を徹底比較!効果・特徴・おすすめはこれ

こんにちは!はちみつや六です!

春になるとホームセンターに並び始めるスズメバチ捕獲器。

「捕獲力3倍」「業務用」など魅力的な言葉が並びますが、実際どれが一番効果的なのか気になりますよね。

今回は春先に活動を始める女王スズメバチをターゲットに、市販捕獲器3種類を同条件で設置し、捕獲数を比較しました。

女王蜂を春のうちに捕まえることで、秋のミツバチ被害を大幅に減らすことができます。

検証対象の捕獲器

今回検証するのは下記3つです。

No.製品名特徴個数効果期間参考価格
1アース「ハチがホイホイ」入口がやや狭め、混合タイプ誘引液11カ月約600円
2フマキラー「ハチ超激取れ」広い入口形状、捕獲力3倍を謳う11カ月約800円
3SHIMADA「業務用スズメバチ捕獲器」プロ仕様、1箱2個入り21カ月約700円

1.アース「ハチがホイホイ」

アースから発売されているスズメバチ捕獲器です。

「劇的捕獲力」「強力吸引!」とパッケージに記載。入口はやや狭め。

個数:1

効果:1カ月

Amazon参考価格:600円

2.フマキラー「ハチ超激取れ」

フマキラーから発売されている捕獲器です。

入口が広く特徴的な形状で「捕獲力3倍」と大きくアピール。

個数:1

効果:1カ月

Amazon参考価格:800円

3.SHIMADA「業務用スズメバチ捕獲器」

SHIMADAが発売しているスズメバチ捕獲器です。

「業務用」の名の通り、プロ仕様を謳っている。

1箱に2個入りで設置場所を増やせる。

個数:2

効果:1カ月

Amazon参考価格:700円

検証

それでは実際に各トラップを仕掛け検証していきたいと思います。

検証条件

設置個数:各種1個ずつ(SHIMADAの捕獲器は1個のみ使用)

設置場所:ミツバチ巣箱周辺、200m間隔で各トラップを配置

設置期間:3~4月の約1カ月間

同時期の同期間に各トラップを設置し、どのくらいスズメバチが捕獲できているのかを比較し検証します。

スズメバチが本格的に活動し始めるのは秋ごろですが、スズメバチの女王蜂は春先(4~6月頃)に巣作りのために活動し始めます。

その女王蜂を捕らえることで秋ごろのスズメバチをそもそも発生させないことを目的にトラップを仕掛けます。

※秋にこの捕獲器を仕掛けてしまうとスズメバチの働きバチが大量に押し寄せるため非常に危険ですのでご注意が必要

検証実施

捕獲器の組み立て

それでは各捕獲器を開封し組み立てていきます。

基本的な構成はどの捕獲器も同じです。

「容器本体」「蓋」「吸引液」「吊るすための紐」の大きく分けて4つで構成されています。

各種、捕獲器の容器形状が少し異なります。

容器の中に入れる誘引液と呼ばれるスズメバチをおびき寄せる液体は、二種類の液を混ぜ合わせるものとそのまま入れるタイプがあります。

フマキラーの「ハチ超激取れ」は形状が一番特徴的でスズメバチが入ってくる入口がとても広いです。

逆にアースの「ハチがホイホイ」は入口が少し狭いように感じます。

組み立てるとこんな感じです。

検証開始

それでは各捕獲器を木の枝に取り付け、検証を開始します!

アース「ハチがホイホイ」を設置

フマキラーの「ハチ超激取れ」を設置

SHIMADAの「業務用スズメバチ捕獲器」を設置

3つの捕獲器を設置完了しました。

これで1カ月後に中身を確認します。

検証結果

4月になり、捕獲器設置から1カ月が経過しました。

それでは早速中身を確認したいと思います。

結果は...

ダントツでフマキラーの「ハチ超激取れ」でした!

中身の写真はグロテスクなので載せませんが、20匹以上捕獲されていました。

その他の2種類の捕獲器も確認しましたが、

「ハチがホイホイ」は2匹、「業務用スズメバチ捕獲器」は他の虫は入っていましたがスズメバチは0匹という結果でした。

設置場所の違いや吊るす木の高さの違いなど条件による結果の差はあるかもしれません。

しかし、今回の検証結果ではフマキラーの「ハチ超激取れ」が最も高い捕獲効果を示しました。

考察とポイント

・捕獲器の入口形状や誘引液の設計が捕獲率に大きく影響

・設置場所や高さ、周囲環境によって結果は変動

・春先の女王蜂捕獲は、秋の被害軽減に直結

・ミツバチは誘引されないため、巣箱近くでも安全に使用可能

終わりに

春先に女王スズメバチを捕獲することは、秋の被害を防ぐ有効な予防策です。

今回の検証ではフマキラー「ハチ超激取れ」が最も効果的でしたが、環境や条件によって結果は変わる可能性があります。

スズメバチ被害に悩んでいる方は、春先の捕獲器設置をぜひ試してみてください。

来年は設置条件や誘引液の種類を変えて、さらに効果的な方法を探っていきたいと思います。

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はちみつや六

平日はサラリーマンとして働き週末は養蜂をしています。 養蜂家の仕事内容やミツバチについての4コマ漫画を発信しています
20代|サラリーマン|養蜂家|

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