スズメバチ対策 2024年8月24日
スズメバチ襲撃の対策の1つが、以前の記事に記載した「トラップの設置」ですが、対策は他にもあります。
今回はその対策をご紹介します。
スズメバチ対策とは
その対策とは「ネズミ捕り」を使ったスズメバチの捕獲です。
方法は簡単で、スズメバチをネズミ捕りにくっつけて置いておくだけです。
たったこれだけで、スズメバチをたくさん捕まえることができます。
ネズミ捕りでスズメバチが捕獲できる理由
なぜスズメバチが捕獲できるのかをご説明します。
スズメバチは自分たちの幼虫の餌となるミツバチを見つけると、捕まえて自分の巣に持ち帰ろうとミツバチを襲います。
ミツバチを捕らえて持ち帰るときに上に飛んでいく習性があります。
この習性を利用したのが、巣門の前に仕掛けるスズメバチトラップです。
※スズメバチトラップの記事はこちらからどうぞ
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【養蜂日記】4ページ目 -スズメバチトラップ設置-
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これとは違う習性を利用しているのが、ネズミ捕りトラップです。
スズメバチはミツバチの巣を見つけると巣ごと襲撃する場合があります。
特にオオスズメバチは凶暴で危険です。
その時に単体で襲撃するのではなく、フェロモンで仲間を呼び寄せ、複数体で襲います。
生きているオオスズメバチが1匹いるだけで何匹も集まってきます。
そのため、ネズミ捕りに生きたスズメバチをくっつけておくと、そこに仲間のスズメバチも寄ってきて、勝手にネズミ捕りにくっつくというわけです。
ネズミ捕りは強力で少しでもくっつくと抜け出すことは不可能です。
これがネズミ捕りトラップの仕組みです。
この季節は養蜂場へ行く度にできるだけネズミ捕りを仕掛けるようにしています。