蜂蜜は売っている場所で値段が全然違う!と思うことありませんか?
スーパーで売っている蜂蜜は300〜600円くらい、100円ショップでも売っていることもあります。
ですが、道の駅や養蜂場で販売されている蜂蜜は100gで1000円くらいします。
この値段の差は一体何でしょうか?
蜂蜜の種類
販売されている蜂蜜の種類もいろいろあります。
純粋ハチミツ
純粋ハチミツとは水あめや砂糖などが一切入っていない蜂蜜のことを指します。
純粋蜂蜜は花の味や香りが感じられる蜂蜜です。
外国産と国産がありますが、基本的に国産の方があっさりした味で、馴染みのある花の蜜も多いため日本人好みかと思います。
加糖ハチミツ
加糖ハチミツとは、その名の通り、水飴や砂糖などの添加物をハチミツに混ぜたものです。
純粋ハチミツよりも甘みは強いですが、ハチミツ本来の味や香りが薄いです。
純粋ハチミツに比べて栄養価も低いため、健康のためにハチミツを食べたいと思う方には不向きです。
メリットとしては値段が安いことです。
天然ハチミツ
天然ハチミツは純粋ハチミツと同じく、添加物が入っていないハチミツのことを指します。
ハチミツの呼び方は曖昧なところが多いので、純粋ハチミツと天然ハチミツは同じ意味と思っても問題ないと思います。
花蜜の味や香りが感じられ、栄養価も高いです。
非加熱ハチミツ
ハチミツのパッケージや商品名に「非加熱」と謳っているものがあります。
これは蜂蜜を採るときに人間が熱を加えずに採ったそのままという意味があります。
蜂蜜はミツバチがとってきてすぐはバシャバシャの水分が多い状態ですが、その後、ミツバチたちが羽根で扇いで水分を飛ばします。
そうして、濃縮されて糖度が上がったものが蜂蜜として販売されます。
そのため、花の味や香りが強く、栄養価も高いです。
基本的に非加熱と記載があるものは純粋ハチミツや天然ハチミツであり、その中でも、熱を加えていない最上級の蜂蜜です。
記載が無いものでも、非加熱の場合もあります。
国産の純粋蜂蜜であれば、ほとんどは非加熱だと思います。
加熱ハチミツ
加熱ハチミツとは人工的に熱で糖度を上げた蜂蜜のことを指します。
偽物ではありませんが、糖度の高いハチミツにするために人工的に熱を加えています。
人工的に加熱することで、蜂蜜として販売できますが、その際に天然の栄養分が失われてしまいます。
非加熱のものに比べて味や香りも弱くなります。
ただ、加熱の記載が特にないことがほとんどのため、非加熱か加熱されたものかを見分けることは困難です。
安い蜂蜜と高い蜂蜜の違い
安い蜂蜜は偽物の蜂蜜である場合がほとんどです。
偽物というのは、加糖ハチミツのような添加物が入っているものです。
一方、本物の蜂蜜とは、天然成分100%の純粋ハチミツのことです。
添加物が入っていない場合でも、人工的に加熱してある蜂蜜もあり、これは見分けることが難しいです。
本物と偽物の見分け方
商品名やパッケージに「純粋蜂蜜」「Pure Honey」「天然蜂蜜」と記載されていればおそらく本物です。
一番確実な見分け方は、成分表を確認することです。
基本的に偽物の蜂蜜には添加物が入っているため、成分表に蜂蜜以外の記載があるはずです。
本物の蜂蜜であれば、成分表には「蜂蜜(産地)」のみが記載されています。
非加熱か加熱された蜂蜜かについては見分けることが難しいです。
非加熱と記載があればわかりますが、無いことが多いです。
国内の養蜂家さんのところで購入した蜂蜜であれば、ほぼ非加熱の高品質な蜂蜜だと思いますが、外国産は、加熱されたものであるかもしれません。
スーパーで販売されているものは安全?
スーパーで見かける蜂蜜は偽物であっても本物であっても国内規格に準じているため基本的には安全です。
ただ、過去には農薬や抗生物質などが検出されたケースもあるため、確実に安全とは言い切れない部分もあります。
国産の蜂蜜をそのまま非加熱で販売している「はちみつや六」の蜂蜜であれば、間違いなく本物の蜂蜜であり、安心してお召し上がりいただけます。
最後に
蜂蜜は健康に良い食べ物として有名ですが、偽物の蜂蜜を食べていても健康効果はあまり期待できません。
少し値段は高くなりますが、本物の蜂蜜を食べた方が間違いなく身体に良い効果をもたらします。
天然非加熱の蜂蜜は味や香りも段違いに美味しいです。
是非、"ホンモノ"の蜂蜜を食べていただければと思います。