【サラリーマン養蜂】第5話 蜜集め
【解説】
ミツバチたちは毎日、自分たちの食料となる花の蜜を集めて飛び回ります。
蜜を集めて巣に持ち帰り、巣房に貯めていきます。
この作業を朝から晩まで行います。
また、花の蜜を吸うことと同時に、花粉も集めてきます。
花粉の色は赤や黄色など、その花々によって色が異なります。
その花粉の色を見て、何の花が咲いていて蜜を集めに行っているのかを大まかに見極めることも可能です。
【よくある質問 Q&A】
ミツバチは蜂蜜ではなく、花の蜜を食べているの?
花の蜜からつくる蜂蜜をたべています
蜂蜜というのは、花の蜜から作られます。
まず、ミツバチが花の蜜を吸い、体内に貯めます。
ここで、蜜はミツバチの体内で蜂蜜に変換されます。
そして巣に持ち帰り、巣房に蜂蜜を吐き出します。
ここからミツバチたちが水分を飛ばして、糖度を上げたものが普段我々が食べている蜂蜜となります。
ミツバチたちもこの蜂蜜を自らの食料としています。
ただし、花の蜜ではなくても蜂蜜は作り出せます。
そのため、砂糖水を吸わせて蜂蜜をつくらせ、ミツバチたちの食料とさせることもあります。
ミツバチたちはどこに蜜を集めに行くの?
多くの蜜を出している植物を目指して集まります
ミツバチは巣の周辺にあるどの植物が蜜を出しているかが匂いでわかります。
そのため、蜜を多く出しているところに集まります。
ミツバチの飛行能力は約半径2kmと言われています。
この範囲で花が咲いてないと、食べるものがなくなり、餓死してしまいます。
春はたくさん咲いていても夏や秋にはあまり花が咲かないという場所は多いです。
そんな時には、人口の餌を与えて蜜をたくさん貯めさせる必要があります。