サラリーマン養蜂

【サラリーマン養蜂】第6話 -濃縮-

【サラリーマン養蜂】第6話 -濃縮-

【解説】

ミツバチたちは昼間集めた蜜を巣房に貯めます。

その貯めた蜜のままでは、水分量が多く、エネルギー効率が良くありません。

そのため、ミツバチたちは蜜の水分を飛ばし、濃縮させます。

夜、ミツバチは自分たちの羽であおいで蜂蜜の水分を飛ばします。

水分を飛ばすと糖度が上がります。

糖度が80以上になると、巣房に蓋をします。

この蓋のことを「蜜蓋」といい、養蜂家が蜜を採る目安になります。

この状態になると基本的に腐ることはほぼなく、長期保存が可能です。

餌がなくなった際に、蓋を噛み切って蜜を食べます。

本来はミツバチたちが蜜の水分を飛ばすまで待って採蜜するのですが、それを待たずに人工的に加熱し、水分を飛ばす業者もいるそうです。

そうすることでより多くの蜂蜜を採れるからです。

ただ、人工的に加熱すると、自然の栄養素が破壊されてしまい、花本来の味や香りも大幅に低減します。

日本ではそのような養蜂家さんは聞いたことがありませんが、外国産のものは加熱された蜂蜜もあるようです。

【よくある質問 Q&A】

ミツバチたちが羽で蜜の水分を飛ばすのにどのくらい時間がかかるの?

だいたい1週間前後です

蜜は1週間前後でトロトロの濃縮された蜂蜜となります。

養蜂家は蜂蜜を搾るとき、約1週間程度の間隔を設けて搾取します

加熱された蜂蜜の見分け方はある?

見分けるのは難しいです

加熱されていたとしても、100%本物の蜂蜜である場合もあります。

加熱しているしていないを記載しなければいけない規定は特にありません。

そのため、「非加熱」と謳っているもの以外は見分けることが難しいかもしれません。

ですが、国内の個人養蜂家の方が販売しているものは基本的に非加熱であると思います。

私の周りでは蜂蜜を加熱しているという話は聞いたことがありません。

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はちみつや六

平日はサラリーマンとして働き週末は養蜂をしています。 養蜂家の仕事内容やミツバチについての4コマ漫画を発信しています
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