【サラリーマン養蜂】第7話 -はちみつの採り方-
【解説】
セイヨウミツバチの蜂蜜の採り方についてご説明します。
蜂蜜を採る作業のことを「採蜜」といいます。
春になると、桜や藤、アカシアなどの花が咲いて蜜を分泌します。
その蜜をミツバチたちが集めて巣に貯め、濃縮させると美味しい蜂蜜ができあがります。
蜜はたくさん集めてくるので、採っても問題ありません。
逆に蜂蜜を採らないと、蜜を貯める場所がなくなってしまい、分蜂してしまうことがあります。
はちみつの採り方
1.巣箱から巣を取り出し、巣についてる蜂を払います
2.巣を遠心分離機にセットします
3.遠心分離機をグルグル回し、巣に貯まっている蜂蜜を弾き出します
4.巣を元の巣箱に戻します
これで、1週間後くらいにはまた蜜が採れます。
【よくある質問 Q&A】
蜂蜜はどのくらい採れるの?
その年によって異なりますが、巣箱1つで20〜30kgです
自然なものなので、どうしても採れる年と全然採れない年はありますが、大体、巣箱一つで20〜30kgくらい採れます。
蜂蜜を採る作業は意外と大変で時間がかかるので、春の養蜂家さんは大忙しです。
蜂蜜は何度も採れるの?
セイヨウミツバチであれば、1シーズンで何度か採れます
セイヨウミツバチの巣は1枚ごと分割でき、巣を破壊せずに蜂蜜を採ることができます。
蜂蜜を絞った後は、その巣を巣箱に戻せば、また蜜を貯めてくれます。
しばらくしたらまた同じように蜂蜜を採ることが可能です。
また、花ごとの蜂蜜を採り分けることも可能です。
ニホンミツバチの場合は巣を壊して、蜜を採らなければいけないため、1シーズンで一回しか採れず、基本的に百花蜜しか採ることはできません。